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詩歌の和訳・漢訳・英訳

書誌情報

  • 東山拓志 著
  • 短歌、俳句、漢詩から源氏物語まで、幅広く、且つ様々な角度から和訳・漢訳・英訳について論じる。また、翻訳、そして翻訳者の在り方についても論及する力作。
  • 4,500円+税
発行日
2005年6月21日
頁数
320頁
判型
A5判
仕様
上製(ハードカバー)
定価
4,500円 + 税
ISBN
978-4-9902396-0-2
 

詳細目次

第1章 詩歌の和訳・漢訳・英訳

1 短歌の翻訳

阿倍仲麻呂 / 漢訳をめぐる論争 / 英訳と漢訳の比較 / 「土佐日記」の記述 / 再び漢訳 / 音数律と押韻 / 和歌修辞法の翻訳

2 俳句の翻訳

英訳と禅の悟り / 漢訳(口語訳と文語訳)の問題点 / 「水の音」の翻訳 / 漢俳と俳句の漢俳訳 / 英訳と漢訳との比較 / 切字の英訳と漢訳 / 訳詩の行分け / 「翻訳者は裏切者」

3 漢詩の解釈と翻訳

誤訳か解釈の違いか / ウェーリー独自の解釈 / 「奔流」をどう読むか / 「煙花」の訳語をめぐって / エズラ・パウンドとウィッター・ビナー / 直訳と意訳 / 典故の翻訳 / 訳詩の韻律 / 漢詩英訳の歴史

4 漢詩の訓読と音読と和訳

漢詩の訓読 / 漢詩の音読 / 荻生徂徠と音読 / 漢詩を方言で読む / 漢詩の衰退 / 漢詩の和訳 / 和訳と英訳の比較

5 和歌・俳句漢訳の漢詩化と口語詩化

五言と七言の定型詩 / 漢字と音節 / 伝統回帰の影響 —— 漢詩化定型訳 / 句題和歌と和歌の漢詩訳 / 定型詩または自由詩による訳詩 / 『万葉集』の漢訳と英訳 / 古代歌謡の翻訳 / 漢訳の在り方

第2章 翻訳余話

1 翻訳の標準

二葉亭四迷の標準 / 魯迅が二葉亭に共感か / 翻訳の論争(1) / 翻訳の論争(2) / 郁達夫の標準 / 美の移植と「棒訳」 / 二葉亭と鴎外 / 「周密体」の森田思軒 / 翻訳の限界

2 翻訳語と翻訳調

漢字による翻訳語 / 漢語の氾濫に批判の声 / カタカナ語の問題/ 文法的差異(主語と人称代名詞) / 文法的差異(単数と複数) / 欧化の度合い / 翻訳調の功罪 / 長文の翻訳とテニヲハ

3 源氏物語の翻訳

「源氏は英訳で読んだ方が面白い」 / 妍を競う現代語訳 / 好対照を成す英訳 / 英訳と現代語訳の比較 / 敬語の翻訳 / 他の古典の英訳

4 超訳と「林訳小説」

外国語の分からぬ大翻訳家 / 翻訳観の違い / 翻訳助手なる者 / 超訳は一種のブランド

5 誤訳と誤記

名訳と誤訳の間 / 「原作以上の名訳」という評価 / 魔が差した誤訳 / ケアレスミスと解釈の違い / 翻訳の倫理 / エイミー・ローウェルの誤訳 / ウェーリー訳の源氏物語と漢詩/ 誤記と門戸の見 / 弘法にも筆の誤りか / 「文人相軽んず」

あとがき

人名索引

 
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